もくじ
■同じ駅名なのに乗り換えができないぜ!!
関西の鉄道の駅名には摩訶不思議な現象があります! そのひとつがまったく同じ駅名なのに、鉄道会社によって全然場所が違う駅が存在する・・・(ココ重要!)。 神戸と大阪の間では尼崎、西宮、芦屋の3つの駅はJRと阪神で駅名がまったく同じですが、距離はずいぶん離れていてその駅で乗り換えをする人はほぼいません。
また、御影駅も阪神と阪急の駅がありますが、こちらも駅間は相当離れています(健康な成人男性で徒歩10分くらい。おばあちゃんならもっとかかる 笑)。何でこんなことになっているのか? 昔からこうなので近隣の方はさほど気にも留めないのでしょうが、別の地域から関西に引っ越してきたらややこしくて頭がこんがらがってしまいますね・・・。
■別の駅名なのに接続してる駅もあってなんだかわからん!
一方、逆パターンもあります。駅名が全然違うのに他の鉄道会社への乗換駅となっている駅がたくさんあります。例えばJR環状線の天満駅と大阪市営地下鉄の扇町町駅。また、同じ環状線内のJR野田駅は地下鉄千日前線の玉川駅も同じです。
尚、この野田駅を巡ってはさらに事情に詳しくない人を苦しめる事実があります。
■千日前線の「野田阪神駅」の初見殺しがヤバイ!
大阪市営地下鉄の千日前線は、野田阪神駅から南巽駅を結んでいて、途中には難波、日本橋といった繁華街を通過する路線です。南巽から折り返す列車はすべて「野田阪神行」になるわけですが、JR野田で環状線に乗り換えたければ千日前線では野田阪神の1つ手前の駅の玉川で下車しなければならない・・・しかも野田阪神はJR東西線の海老江駅と接続している・・・うーん、なんという複雑さ・・・。そこそこのIQが求められます。
■ほかにもややこしい駅が多数! どうにかしてくれ!
近鉄上本町駅は地下鉄の谷町9丁目駅と同じ、JRと地下鉄天王寺駅は近鉄大阪阿倍野橋駅と同じ、しかも地下鉄谷町線には類似した阿倍野駅がある・・・これらもややこしいですね。
また、南海電車に岸里玉出という駅がありますが、大阪市営地下鉄の四つ橋線には「岸里」という駅名と「玉出」という駅があるんです。南海の駅を分解した駅がなぜ四つ橋線にあるんだ??
背景には他社との共存共栄を考えていなかった過去からの流れがあるのか? これほどまでにややこしくなった関西の駅名ですが、背景には他社と共存してサービスをするということを考えていなかった過去の歴史があるものと推測します。
■ついつい推理が進む・・・
今の時代ならば利用者に最適なサービスは何かといったことを第一に考えますが、昔は企業目線で各社とも経営していたんでしょうね・・・。そもそも、ミナミと並ぶ大阪の代表的な繁華街であるキタの駅名ですら、JRは「大阪」、阪急、阪神、地下鉄御堂筋線は「梅田」、地下鉄谷町線は「東梅田」、地下鉄四つ橋線は「西梅田」と複数あって分かりにくさが満載なわけです。
初めて足を伸ばす方はこの混乱も楽しむつもりでどうぞ・・・
ライター:koya
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