怪奇! 難波の近くにある不思議なローカル!? 路線!?




■ひっそぉ~りと運行される南海汐見橋線

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写真:土曜の昼間もガラガラGOの図

大阪市民にインタビューで、「おいおっさん!南海汐見(なんかいしおみばし)橋線って知ってまっか~?」と聞いた場合、どれだけの知名度か? そんな思いを考えさせらるのが、汐見橋―岸里玉手間の8.5キロをひっそりと走っている南海汐見橋線です。乗ってみると街の風景がなーんともレトロでいい雰囲気を感じさせてくれます。

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写真:レトロな汐見橋駅

この路線の北側の終着駅である汐見橋駅からは、西側に阪神電車で1つ進むと京セラドーム、逆側の東に1つ進むと梅田と並ぶ2大繁華街の難波、といった街並みに囲まれているのです。なのになぜこの汐見橋線のような路線が存在するのか?

■駅はたったの6つで所要時間は9分

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汐見橋、芦原町、木津川、津守、西天下茶屋、岸里玉出(きしのさとたまで)。この6つが汐見橋線のすべての駅です。所要時間はたった9分で、2両編成の電車がおおむね30分に1本のペース。そんな感じで汐見橋と岸里玉出の間を往復しているのです。おそらく同じ1つの2両編成の電車が、朝から晩までこの間を往復しています。でもなぜ? 昔は利用者が多かったのか? と、推理を始めてしまいますね。楽しい楽しい♪

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写真:阪神桜川駅と隣接

 今はガラガラとはいえ、路線が存在するということは、昔は地域住民の貴重な足であったのか? 時代の変化とともに、バス路線の発達や他の鉄道会社の駅が開通するなどの影響でお客さんが奪われてしまったのか・・・。ちなみに汐見橋駅は、大阪市営地下鉄千日前線と阪神なんば線の桜川駅と接続しています。駅名は全然違いますが、すぐ隣が阪神の桜川駅で、位置は同じなんです。

 ■岸里玉出は特急や急行が停車しない

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 この汐見橋線の利用者が少ない最大の理由は、南側の終着駅である岸里玉出駅で、多路線への乗り換えがひじょうにしにくい点だと思われます。岸里玉出は南海高野線(なんかいこうやせん)と本線の分岐駅になっていますが、高野線、本線とも特急や急行が停車しません。つまり、特急や急行に乗り換えたければ、高野線、本線とも1つ難波側の天下茶屋(てんがちゃや)駅まで戻らなければならないのです。

 ■廃線にならない理由は北方面への乗り入れ計画があるからか?

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何度か興味本位でこの汐見橋線に乗った人間の感想からしますと、とっくに廃線になってもいい路線だと思います。なのにいまだに営業が続けられている理由は何なのか? もしかしたらこの路線を使い、汐見橋から北に延伸でもさせて他の鉄道会社との相互乗り入れなどの検討がされているのでしょうか? 大阪観光に来た場合、興味があれば見る価値のある路線です。よければこの記事を参考に足を運んでみてくださいね!

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