【敵を知る】オレオレ詐欺のAtoZ

飛ばしケータイ

毎年増え続ける詐欺被害。そんなにも詐欺の市場規模は大きいのでしょうか。そもそも現在のオレオレ詐欺はどんな種類があって、どういった仕組みで、そしてどんな人たちが作っているのか気になったため、直接聞き込み調査の方を行いました。その内容をまとめてみたいと思います。この記事を参考に、詐欺に会わないために、対策を考えてくださいね。自分を守るのは自分だけですから。

詐欺で使われている携帯「飛ばし携帯とは」

飛ばしケータイ

飛ばし携帯。闇金ウシジマくんで聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか? ただ読んでいて「警察って携帯とかから住所特定できちゃったりするんじゃないの?」と疑問に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。例えば事故を見かけて通報すると、教えてもいないのに「今〇〇にいますよね?」なんて聞かれた経験がある方いるはず。これは言わば逆探知と言われています。どうしてこの逆探知を使えないのでしょうか?

そう、そこで飛ばし携帯がゆえ。飛ばし携帯は、捨て携帯などとも言われており、主に詐欺に使われていたり、それこそウシジマくんでは顧客に電話する際にいくつも電話持ってたりしていました。あれも飛ばし携帯です。飛ばし携帯は基本的に使い捨てです。

っていうのも契約するのは全く関係ない他人名義なので、最初から料金を踏み倒す計画で作られています。だからこそ携帯代を請求されず、料金を飛ばせるという意味で飛ばし携帯と言われているんですね。

飛ばし携帯の作り方とは

飛ばし携帯の作り方

飛ばし携帯は携帯の仕組み自体をいじります。だから機体自体はあんまり関係ないんです。つまりプログラミングしてしまうんですね。これは相当頭の良い人が作っていて、プログラミング自体日本でもトップクラスだと言われている人がやっています。

ただ、実際にプログラミングしている人は、飛ばし携帯を作っている会社を経営している人でさえ会ったことがないんです。いつも遠隔操作で操作しますし、本当に仕事が早い。その人がいなければ会社自体成り立たないレベルです。

また、プログラミングで言えば中国にiPhoneが高額で売れるという話、耳にされた方いらっしゃいませんか?これも頭の良い人が作っているんです。

解説させていただくと、例えばiPhoneをドコモで購入します。そうしたらすぐに交番行って、iPhoneを落としましたっていう紛失届を書きに行く。そして携帯紛失センターに電話するんです。そしたら最初に契約したiPhoneと紛失保険でもらえるiPhone、合計2台手に入ります。その二台を売れば大体12万円ぐらいになるのですが、プログラミングで足がつかないようにSIMカードを書き換えます。頭の良い人がチャチャっと書き換えるのです。大事なのはスマホ及び携帯電話機本体。ただ、iPhoneは時価があったりするので値段が前後する模様です。飛ばし携帯に話を戻します。

飛ばし携帯の会社があるのか? その実態とは?

オレオレ詐欺の実態

飛ばし携帯の価格は一つ25,000円ほど。見た目は普通の会社で作られています。オレオレ詐欺そのものを行うグループは、一般的なマンションでやったりしますが、入ってみたらなんの疑いもなく普通の会社だなと思う方もいらっしゃると思います。都内とかのレンタルオフィスとか借りていたりします。

仕事内容自体は携帯の受け渡しや、プログラミングする人の遠隔操作とかで指示を受けて飛ばし携帯の完成を待つというもの。詐欺グループの人に直接渡す場合もありますが、飛ばし携帯自体が違法のため、新宿駅のどこどこのトイレの中に貼り付けてありますとか、そういった感じも多いです。小ロットで買う人もいればグループでやるからと言って20個くらい買う方もいます。

飛ばし携帯会社の待遇

土日休み。そして祝日も休みという結構ホワイトな待遇。また、手取り28万円ぐらいで出社もスーツで、側から見れば会社員と見紛うほど。飛ばし携帯は慎重にやっていれば詐欺グループに比べれば捕まるリスクも少ないので、普通のサラリーマンより少し多いぐらいで設定されています。

経営しているのはヤクザ…ではない?

オレオレ詐欺の半グレ

経営しているのはヤクザではありません。ヤクザの知り合いくらいの感じです。直接経営しているところはあまりなく、経営者がいて、その人がまとまったお金をヤクザに渡す構図が一番多く見受けられます。

飛ばし携帯の入手方法

飛ばし携帯、オレオレ詐欺

業界でも当たり前の話ですが、日本はサーバー対策が相当遅れています。海外のサーバー(馬のマーク)とかの掲示板見てみてください。うじゃうじゃいます。最近ではツイッターなんかでもちょこまかした詐欺を見かけたりしませんか?あれも海外サーバー使ったりしています。

今ではツイッターなどでも詐欺被害が多いということを耳にしたことがあります。ここからは現在の詐欺事情について、見ていきたいと思います。

最近増えている「AMAZONギフト券詐欺」

 

出会い系なんかを利用してメッセージをやり取りしていると、普通の女の子から『amazonギフト券欲しいの〜』とかっていうメッセージが来ます。現金と感じにくい分、プレゼントっていう感覚でいる人も多いですし、金額も安い分すぐに払ってしまうため、詐欺の被害にあったことを気付かずに払ってしまう場合が多いんです。あまり儲かりませんが、連絡しただけで5,000円がすぐに入るわけですから多発しています。会う約束までして「もういけるでしょ!」みたいな感じになったところでその提案をされるはずです。これは意外となんでもない普通の一般の方もやってたりしてます。

また他にも多発しているのが「個人融資します」詐欺。闇金だったりもしますけど、中には担保としていくら〇〇円預けてください。って行ってそのまま飛んだり(連絡がつかない)するよう。
また、詐欺とはあまり関係ありませんが、担保としてキャッシュカードを預けさせて、払えなかったらそのキャッシュカードをオレオレ詐欺のグールプに売ったりとか。また他にはクレジットカードとかの偽造とか、最近で言えばコンビニのquoカードの偽造販売とかもあるようです。

様々なカードの偽造

オレオレ詐欺のやり方

1,000円分のクオカードを偽造してそれが実際に使えたりするんです。それを500円とかで販売します。クレジットカードの偽造は、それぞれ会社によって違いますけど、基本的には16桁の番号と名義人と日付さえあれば偽造できます。中国人が車の中で機械積んで移動しながら製作をしており、情報を提供してくれた人(つまりクレジットカードの情報を与えた人)には大体10,000円とか入ってくる仕組みです。この一万円という金額、実は人によって値段が変わって来たりするんです。

アンダーグラウンドの世界は情報が命

歌舞伎町、アンダーグランド

たくさんの人が関わっているからこそ、こういった世界って情報を知っているか知らないかだけで全然話が変わってきます。先ほどの話に戻りますが、ほんらい直接売りに行けば16万だったiPhoneも「俺12万円で売れるとこ知っているよー」っていう人の紹介で売っちゃうと、残り4万円をピンハネしたりするんです。知り合いがいて、紹介するだけで金になったりもする人が多かったりします。実際に現場で動いているのは働かせられている人とか、相当良い給料もらったりしてるとか。また、働いている内情で言えば今受け子と引き子の報酬がうなぎのぼりです。
(受け子…詐欺グループから指示を受けて現金を受け取りに行く担当のこと)
(引き子…振り込め詐欺でお金を引き出す役目のこと)

受け子や引き子…その実態とは?

法律をくぐり抜けたくて、受け子は絶対中身について知らない体で突き通すように指示されてます。「現金じゃなく、指示されたものを受け取りに行っただけ。現金とは知らなかった。」と言ってしまえば警察は逮捕できませんし、何よりも指示を出しているのは飛ばし携帯ですから、警察も追うことはできないのです。

しかし最近は警察の方も相当対策していますし、呼びかけ運動もあるので、受け子を捕まえられるように指示も細かくなってるんです。例えば詐欺だと気付いた人が「はいこれ〇〇円現金ね」みたいに言うように指示されてたりとか。

なので昔は一件受け子するのに30万円とかだったりしたのが今では100万円とかザラです。そのくらい捕まるリスクが高いですし、捕まった後の求刑が厳しいことも事実です。

また、ホームレスを雇って〜みたいなことありますけどあれは間違い。詐欺グループって極力人と会うのを避けたいんですよね。下手なことすれば自分が捕まってしまう。だからこそ若い子を雇いたがるんです。脅しも効くし。それで若い子が捕まってしまうんですね。自業自得ですが。

詐欺グループの内情

詐欺グループが意外と困っているのは保管場所

現金であれば足がつかないため、詐欺は現金で取引する場合が多いです。そのため保存場所に困っていたりします。何よりも一番困るのが”たたき”と言われる行為。たたきとは強盗のこと。ただ、訴えれることはできません。悪いことしてお金を稼いでいる以上、警察に届けられませんから、お金を取られても何も言えないわけです。

また、”たたき”で得たお金は実行犯だけが全て総取りっていうわけでもなく、情報を提供してくれた人、指示を出した人それぞれ分配があります。なので内情を知っちゃうと現場で動いている人間あんまりもらえなかったりして一番かわいそうだなと思いました。

最後に

詐欺は絶対になくならないです。結局は詐欺グループと警察のいたちごっこです。責めるのが詐欺グループ側になっちゃっている以上、詐欺を防ぐことはできないんじゃないのかな? と思います。飛ばし携帯もそうですけど、周りが捕まった。じゃあこうしよう、こうやったら捕まらない。そうしてまた詐欺グループが対策を立てる。警察が動く。その間に詐欺の被害が増えていく。この構図なんですよね。

闇金ウシジマくんを読んでいる、読んだことのある方がいらっしゃるのであればぜひ言っておきたいんですけど、あれは全部本当のことなんですよ。昔の話とかではなく、現在進行形なんです。本当に。こんな世界私には関係ないって思ってるんでしょうけど、あなたの会社の下の階が詐欺会社とか関連会社だったなんて本当にザラなんです。なのですぐそばに潜んでいるかもしれないということ、知るということが一番対策につながるということをぜひ覚えておいて欲しいなと思います。

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