もくじ
●ホンダ CD125Tってどんなバイク?
☆125ccで2気筒ってとこがヤバイ
ざっくりザクザク説明しましょう。このバイクの特徴はなんといっても125ccクラスで2気筒です。世界的に多くの125ccバイクは単気筒なので、CD125Tの大きな特徴ってこと。これに惹かれてこのバイクを手にする方が多いでしょう。今回写真で紹介しているバイクは知人の物なのですが、その方も小型2気筒に乗ってみたいってことで手に入れたようです。
☆もともとはビジネスバイクなのだが
CD125T、本名ベンリィ CD125T。このバイクはビジネス用として登場しました。スムーズに回るエンジンに、低速寄りの5速マニュアル。ストップアンドゴーも楽々です。しかしこのビジュアルが、現代においてはオシャレトロでカスタム次第ではスポーティーな雰囲気になります。カフェレーサーなんかも問題なくクリアできます。
☆ちなみに2気筒バイクってほかにもう一台
ではCD125T以外の125ccクラスで2気筒エンジンは、ホンダのCBX125があります。ホンダCB125リンクページ まぁそれくらいしかないってことです。
●ホンダ CD125Tのスペック
1977年から2003年まで製造していたCD125T。当初は6Vでしたが1984年に12V化。このように製造終了まで数回のマイナーチェンジを繰り返しており、スペックは2001年の最終モデルです。
車名:ホンダ
型式:BC-JA03
乗車定員(人):2
エンジン型式:C2
エンジン種類:JA03E(空冷・4ストロークOHC・2気筒)
総排気量(cc):124
内径×行程(mm):44.0×41.0
圧縮比:9.4
燃料供給装置:PDA4B
最高出力:11ps/9,000rpm
最大トルク:1.0kg・m/6,500rpm
全長(mm):1.980
全幅(mm):780
全高(mm):1.050
ホイールベース(mm):1.280
最低地上高(mm):140
車両重量(kg):142
最小回転半径(m):1.9
燃料タンク容量(L):10
始動方法:キック式、セルフ式併設
変速機: クラッチ:
左手動 ブレーキ(前):ドラム
ブレーキ(後):ドラム
タイヤサイズ(前):3.00-17 45P
タイヤサイズ(後):3.00-17 45P
販売価格:319,000円
●実際に乗ってみたらこんなんだった
なにも意識せず、ただ125cc2気筒に興味があり乗ってみました。すると低回転から高回転までスムーズに吹けるエンジン。ビジネスバイクってかスポーツバイクの性能が感じられます! こんなパワーのあるバイクは現在販売しているでしょうかって話! すげー! ヤッホー! って感じでちょっと借りて乗るつもりがもっと乗っていたいってことで数日レンタルすることにしました。
買い物やワインディングに出かけたので、そこで気がついたことを紹介します。
気がついたこと:最強のエンジン特性
先程も言いましたが、近年の125ccクラスのバイクには全く引けをとらない ってか抜けん出ているような、むしろ250ccだよって言われても気が付かいないような、ワンランク上の性能があります。まじで感動! カブ90のエンジン性能とかに比べ、すべての回転域で勝っています。また、カブ90だと60km/h以上から辛くなりますが、CD125Tは100km/hほどまでスイスイ加速しちゃうのです。ちなみに最高速度は100km/h超えくらい。
気がついたこと:ちょい乗りも長距離も余裕
ビジネスバイクってことで、ちょい乗り仕様なのかな? わからないけど。コンビニなんかのちょい乗りは苦になりません。だからと言って長距離も楽々♪ スーパーカブシリーズに比べて重量があるので乗り心地がしなやかです。決して重くて取り回しがしんどい、とは思わないはず。
気がついたこと:カブシリーズの悪い部分がなくなった
ちょい乗り最強のカブシリーズですが、高速域が辛かったり、長距離ツーリングが辛かったり。しかしそれらはCD125Tにはありません。そのことから『なんでバイク製造中止なの?』と思いました。まぁ理由としては排ガス規制の関係かと思いますが。
気がついたこと:燃費もマジでいいぜ!
機敏な2気筒エンジン。キャブレターは1つ。左右出しマフラー。なんか燃費悪そうだなって思いましたが、スポーツ走行や市街地走行を繰り返し実燃費計測したところ、なんと45km/L! これはイイ! もう文句がないぜ!
●じゃあCD125Tの悪いところは?
そんなイイことづくしのCD125T。逆に気になった点を紹介します。
CD125Tの悪いところその1:”カブに比べて”横幅がある
カブシリーズに比べてレッグシールドとハンドルの幅が広く設計されています。おそらくエンジンが並列2気筒で幅があることも原因でしょう。わたくしの駐輪スペースは横幅が狭いので、その幅の広さが気になりました。すり抜けなどには実害ありません。
あくまでも駐輪スペースが激狭な人にとっては横幅が気になるところでしょう。
CD125Tの悪いところその2:ハンドリングにクセがある
キャスターが立ち気味なのでしょうか? セルフステアにクセがあります。慣れるまで時間が掛るかも。CD125Tは独特の操作感が必要です。ヤマハハンドリングとは正反対な感じ。
ってことであえてデメリット的なところを探してみましたが、これくらいのもんです。人によってはこれらは何も問題ないと思います。
●CD125Tのシフトパターンはカブと同じだぜ
あとこれも知っておきたいことでしょう。シフトアップはつま先で踏んでいきます。クラッチ付きなのでレーサー感覚ですよ。あと後期型は5速に入るとわかる『ODランプ』が搭載されています。
●CD125Tってやっぱ125cc最強だわマジで
書き忘れてましたが、ドラムブレーキの効きも十分でしたよ! てなことでこれ最強! って感じたわけです。あと豆知識ですがSR400のシートが小加工でCD125Tに流用できるようなので、チャレンジしてみてくださいね☆
CBX125は単気筒ですよ、唯一の2気筒DOHC125ccのCB125Tの間違いでは?
cd125
CBX125
どちらも単気筒です。
よって、レーサー気分は気のせいです。
どんまい
cd125tは2気筒だろうが
K125はマフラー二本でも1気筒
17年間乗りました。
もう少し正確にいうとわずか17年で死なせてしまいました。
最強というのはウソではありません。
抜群の巡航性能、極端に大きな積載量、あまりにもインパクトある見た目、ロータリー式シフトがもたらすアグレッシブな運動特性。
そしてオプションピリオンシート(後部座席)の乗り心地は絶品。眠ってしまうという定評でした。
ただ電気系統があまり優秀ではなかったのは唯一の難点でしたが、とにかく走って楽しいバイクでした。
走行性能に余裕があるので、うっかり高速道路に間違って侵入してしまった際もラクラクでしたよ。