【絶対硬派】SRX600の知識を全部詰め込む

ヤマハ・SRX600・中古

1985年に登場したSRX600(SRX6)Wekipedhiaでもほんの数行しか取り合えられていないガラパゴス状態。個人的には惹かれるモノだらけなので今回ピックアップしてみました。600cc単気筒エンジンを搭載した理由や登場秘話、スペックや諸元、年式による前期後期の違い、カスタムやインプレなど、知識をバボっと注入しようと思います。

シングル・レボリューション=SRX

YAMAHA・srx6、スペック

SRXのその名はSingle・Revolution・Xが語源。シングルエンジンに未知数の可能性を感じる、といったところでしょう。まず一足先にSRXシリーズの先駆けとして1984年にSRX250がデビュー。SRX600及びSRX400は翌年の1985年に登場した。正式名称はSRX6(エスアールエックスシックス)であるが、マイナーチェンジによってSRX600(エスアールエックスロッピャク)に変更された。

ちなみにSRX400もSRX4の二種類ある一般的にはどちらもSRX600、400と呼ばれがち。250ccクラスのSRX250はヘッドライトが丸目と角目、ビキニカウルの有無やボディーカラーなどが豊富なバリエーション展開があった。SRX400,600はエンジン以外はほぼ共有で、SRX400の車体に600エンジンをスワップする手法も闇に流行していた(車検時のみ400ccエンジンを載せる悪徳チューン)

srx400のスペック、中古

写真はSRX400。エンジン以外はSRX600とほぼ共有なので見た目の違いはほとんどない。

SRカスタムとレーサーレプリカの二極のブームの中誕生した唯一無二の存在

SRX600が販売開始された当時はレーサーレプリカブームのまっ只中。最新の機構に絶対的パフォーマンスを発揮するエンジンがもてはやされていた。また、先に発売されたSR400/500に、カスタムの流れもやってきたところ。先進主義のレーサーレプリカ、懐古主義のSR。そのどちらにも属しないスタイルを貫いたのがこのSR600だ。

近年、厳しいくなった排ガス規制や、バイクへの価値観の変化から単気筒エンジンへの風当たりも良くなっている。さらに旧車というだけでも箔がつく現代だからこそ、再評価されるべきバイクではないだろうか。

パリダカで得た信頼のエンジン

SR400/500に搭載されるエンジンはXT500がベースだが、SRXはXT400/600がベースとなっている。SRXに興味を持たれる人の中にはSRユーザーが多いことから引き合いに出すが、ドコドコ感のある低中速エンジンのSRに対して、一軸バランサーを取り入れ、極力振動を抑え、YDIS(ヤマハ・ディオン・インテーク・システム)を搭載し、中速域のピックアップを強化した。空冷4バルブでツインエキゾーストのエンジンは公道走行を前提に設計されているので、低速のトルクのことももちろん考えられている。

XT600は595cc、SRX600は608ccとSRXはボア径が再設計されたものである。流用パーツの雰囲気モノではないことがおわかりいただけるだろうか。また、エンジンオイルの潤滑方式はドライサンプを用いている。公道レーサーマシンだ。過酷な状況下のパリダカでも実績を残し、生産終了後もなお、安心して乗り続けられる丈夫なエンジンである。

ツインキャブレター

SRX600に採用されたキャブレターはYDISと呼び、低中速を担うVMキャブレター、高速域を担うSUキャブレターの二機体制でレスポンスの良さと

、4バルブエンジンの持ち味を引き出している。

デザイン秘話

低く構えたスリムな車体はSRX600のデザインは豹をモチーフとしたもの。ヤマハのバイクはどれも美しいがSRXももれなく”ヤマハデザイン”である。

SRX600の系譜

SRXは登場した1985年から最終型の1991年までの間に数回のマイナーチェンジを行っている。ぞれぞれの特徴を紹介します。SRX400も同じタイミングでマイナーチェンジしているので参考にしてください。

1985年 SRX6:(通称初期型)1JK型

キックスターターのみのエンジンを搭載し、コアなファンに人気がある。ちなみにSRX400と600の簡単な見分け方はオイルクーラー付きが600だ(後期型SRX400は除く)

1987年 SRX6:(通称中期型)2NX型

18インチから17インチにダウンされたホイールに、大径化されたブレーキディスク(1potから2potキャリパーへ)。しかし初期型のフロントダブルディスクからシングルに。ミニマル化された印象。キャブレターやエアクリーナーの設計も見直され進化している。車体も2kg軽量化された。

1988年 SRX6:(通称中期型)3GV

チェーンサイズが520から428にミニマル化。給排気系も小変更された。

1990年 SRX600:(通称後期型)3SX

ここから名称がSRX600となり、角ばったデザインへとフルモデルチェンジされた。モノサス化されたことも相まって外観の変化が大きく見られる。また、キックスターターが廃止され、セルスターターのみとなり、より身近な乗り物へと進化しました。フレームなども見直された。

1991年 SRX600:(通称最終型)3SX

サスペンションの変更がされた最終型。中古車ショップや、ヤフオク! なんかでも高価な価格で売買されがちのハイスペックモデル。

キックの有無とモノサスで好みが分かれる

中古車でSRXを選ぶとき、多くのユーザーが判断基準にしているのが『キックスターター』か『モノサス』である。また、ヤマハハンドリング感を求めるユーザーは初期型の18インチダブルディスクを好む傾向がある。どの年式型式が良いのかについては好みそのもの。また、中期型から後期型へはシェイプが変わっていることから見た目で選ぶのもアリだ。どちらもカフェレーサー感があることに違いはない。

YAMAHA SRX600のスペック

※SRX400も同時に掲載 データは初期型

營業呼称:SRX4[SRX6]

車名・型式:1JL[1JK]

機種コード番号:1JL[1JK]

指号番号:5199[5198]

車体打刻開始番号:1JL-010101 ~ [1JK-000101 ~]

原動機打刻型式:15Y7[1JK]

発年・月:昭和60年4月

全長:2085mm

全幅:705mm

全高:1055mm

ホイールベース: 1390mm[1385mm]

最低地上高:145mm

乾燥重量: 147kg [149kg]

車両重量: 168kg [170kg]

前輪分布:106kg[108kg]

後輪分布:172kg[172kg]

車両総重量:278kg[280kg]

乗車定員:2名

低地燃費:51km(60km/h)[40km(60km/h)]

最小回転半径:2700mm

原動機:単気筒DOHC4サイクル

総排気量:399cc[608cc]

圧縮比:8.8[8.5]

最高出力:33PS/7000rpm [42PS/6500rpm]

最大トルク:3.4kg・m/6000rpm[4.9kg・m/5500rpm]

クラッチ形式:湿式多板

ミッションチェンジ方式:常時噛合式5速

始動方式:キック

点火方式:CDI

潤滑方式:ドライサンプ

ガソリンタンク容量:15L

タイヤサイズ:F100/80-18 R120/80-18

ヤマハ SRX600の実燃費

どうせなんでネット上でSRX600の実燃費を調べてみました

こちらの方は17~25km/Lのようですが、ほかの方は10前半との声も多いです。正直4気筒エンジンとあまり変わらない。でもそれがいい。

ヤマハ SRX600のインプレ

軽くはない

発売当初は4気筒よりもスリムなエンジンで深いバンク角が得ら、軽量コンパクト設計が売りだったSRX600ですが、現代のバイクに比べるとその利点は感じられないようです。もう30年以上前のバイクですから仕方ありませんね。ちなみにSRXのよりも軽量コンパクトな4気筒や2気筒はのちにたくさん登場しています。

燃費の件も加味して考えれば性能で選ぶということはないでしょう。あくまでもコーナリングマシンを狙った当時の技術を愉しむといった方向性を狙うべきか。とはいえ現在でもマニアたちが腕前でそれらを凌駕しています。

ヤマハ SRX600のカスタムパーツ

マフラーなどは中古品がヤフオクなどのオークションで販売されています。

シンタードパッド

スポーツ走行に欠かせないメタルシンタードパッドは現在進行系で販売中です。

レギュレーター

旧車の泣き所レギュレーターも新品購入可能です。安心ですね。

シートはどうするのか

これも旧車の泣き所であるシート問題。破れているなんてことは当たり前ですね。でも基本的にはSRのカスタムを得意とするショップがオーダーでワンオフ制作を承っています。

バナークリックでリンク

例えばこちらのAAAさんではシートはもちろん、エンジンチューニングもメニューになっています。マフラー製作などの相談もガンガンやってみましょう。

これからブームの波はくるか

レストアベース、カスタムベースとしても有能なSRX600。単気筒エンジンが見直された現代において、再ブームの到来となるのでしょうか? でもちょっとキテますよね。

 

ヤマハ・SRX600・中古

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